能登の未来

FUTURE

『伝統のバトンをつなぎ、スタートアップチャレンジとの二刀流のマチづくり』 〜能登はやさしやいつまでも〜

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投稿者

今井和久

石川県内11市8町の内、5市4町が消滅可能性都市とされています。加賀市・七尾市・輪島市・珠洲市・羽咋市 ・志賀町・宝達志水町・穴水町・能登町 です。
上記のとおりほぼ能登地方ですが、今回の能登半島地震で人口減少が更に進むと想像出来ます。東日本大震災で被災した方が教訓としてこの様にお話しされています…集落ごとに避難所や仮設で生活出来る事により元の地域に戻りやすかった、新しいコミュニティが出来ると戻れなくなる。と…先ずは故郷に戻りやすい体制を整えてほしいと切に願うところです。『能登はやさしや土までも』の言葉にもあるように、能登の魅力の源は人です!その人が能登に戻れなければ未来は厳しいと思われます。
能登は震災前より進化してもらいたいですが、素敵な能登はそのままであってほしい、1000年続いた朝市、100年続いた老舗等の伝統文化は繋いでもらいたいと願うばかりです。
そして、能登だけでなく、日本全体が人口減少時代です、伝統を守りながらも新しいマチづくりにもチャレンジしていかないと素敵な未来はないのではないかと…。

能登の未来を考える時、加賀地方含めて石川県の未来と考えた方が良いのではないかと思っています。加賀と能登は同じ石川県でありながらも、リアルな距離以上に遠い国という方が多い気がします。金沢生まれの私は母の実家が能登でしたので、能登に行く機会は多かったのですが、能登に遊びや観光に行く加賀の人は少なかったように感じます。同じ時間で関西に出れた事もあるでしょう。今は能登に行く同じ時間で東京へも簡単です。
石川県に観光に来る方々も金沢、加賀止まりで能登まで足を運んでくれる人は未だに思った程多くないように感じます。例えば、石川をディズニーリゾートのように考え、ひとつとして同じアトラクションは無いけれど、そして人それぞれ好き嫌いのアトラクションはあるけど、ディズニーリゾートは皆好きだし、もう一度行きたくなる!能登に香林坊はいらないと思うし、兼六園にもない違う素敵なものがある。能登にタワマンが出来たらぞっとする…。今の能登が好きだから、そんな素敵な能登を多くの人に知ってもらいたい、地震の前に珠洲をすずと読めた人がどの程度いたのでしょうか?能登の未来を能登だけでなく、石川全体で捉えて素敵に進化していってもらいたいと思います。能登がどのように今以上に輝けて、どういうポジションを確立するのか。

今思いつく、未来の能登にあってほしいものを妄想させていただくと…
①石川県の伝統工芸・衣食住・農林水産業等のバトンをつなげる学校…震災で廃業せざるを得ない方々が多いと聞きますし、後継者もいない、伝統のバトンをつなげないと能登が能登でなくなってしまうのではないでしょうか。
②個人が新しいチャレンジが出来る石川・能登スタートアップチャレンジ学校…保守的とよく表される石川県ですが、伝統文化や祭り事を守りながら新しい文化も生み出すマチてあってほしいとの願いです。
③少年少女のスポーツ育成支援石川・能登学校、能登をホームタウンとするプロスポーツチーム…チーム石川として応援出来るようになると嬉しいです。

能登の未来が伝統文化を守りながら、イノベーションの発信基地になり、
能登・石川が老若男女の学び場、再チャレンジ出来る文字通り未来に希望が持てるマチになれれば素敵ですし、なによりも100年後の能登も変わらずやさしい場所である事を祈ります。

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