能登の未来

FUTURE

これからの能登と海,そして未来

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投稿者

山口真武

自然の力は絶大です。僕らにできることはごく僅かで、それも限られています。僕は特に、今回の地震で被害を受けた能登地方の海に目を向けました。地震から2週間あまり立った時、僕は輪島、門前町いました。海に面するこのまちは昔から漁業も活発で、のりなどの特産品もありました。それが一変したのです。海が低くなった。違います。地上が上がったのです。写真にもある通り、これまで波によって色の変わっていた岩肌がむき出しになっているのがわかります。また、船が座礁したのもそうですが、港もいつもとは違った状態にあります。これまで船の浮かんでいたところに今、歩けるようになっています。漁業を今すぐに元通りに戻すというのは不可能に近い、そう思います。何ができるのか。僕はそう考えました。地形を変えるというのは難しいし、また自然に負けてしまう未来が見えます。ですが今回の地震で砂浜にも異変が起きていました。門前町黒島町には広大な砂浜が出現しました。これを使うのは僕はいいアイデアだと思います。地震によって地殻変動が起きてしまい、大変なことになったのは確かです。だけれどもこの機会をあえて使うというのは、現実に近く、また自然の道理に沿った選択だと思います。僕ならこの海を千里浜のような車で走ることのできる砂浜に改良しますが、この変わってしまった地形、土地を使うことがこれからのことで求められていくことだと思います。変わってしまったのとの悪いところだけではなくて、あえて良いように捉え、まちづくりやこれからの後の観光に活かすことがこれからの能登地方に必要です。そしてこれが実際に活かされ、経済が回り続ける。経済が回り、地方衰退という言葉が聞こえなくなる。そんな能登地方であってほしいです。

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