能登の未来

FUTURE

笑顔が伝染していく三崎町

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投稿者

赤崎沙保

「どこの子や〜?」

両親の生まれ育った珠洲市三崎町を歩いていると、通りすがりの人が「どこの子や〜」とよく話しかけてくれます。そんな時は「〇〇の子です!」と返答すると、地域コミュニティが形成されているのか、大抵の方が「〇〇の子なんや、べっぴんさんやわ~。」と褒めてくれるんですよね。そこから少し話しが弾むこともあるけれど、方言が聞き取れなくてもそれがまた笑いになったり。私もみんなも町全体が幸せになれる、能登らしい日常がとても恋しいです。

時代の変化と向き合う

能登の100年後は、若者や人口が増えていることを願います。
最近は移住者も増えていると耳にしますが、同時に空き家も増えている現状。
これには改革が必要だと思う一方、機械的な要素に囚われないアナログな能登のままであって欲しいという思いもあり、相反するものをどう融合させていくかを考えたいです。


何が出来る?

私たち若者世代が事業を発展させることが必要かと思います。例えば、SNSで映えるようなドーナツ屋さんやカフェをオープンさせるのでもいいし、能登に興味を持ってもらうだけでなく、実際に遊びに行きたくなる、そんな土台作りを増やすことだと思います。
私は保育士の免許を持っているので、子育て世代のニーズに応えられる一員として活動が出来ると思います。子どもを簡単に預けられる環境を提供したいです。

31年前、珠洲市総合病院で産声をあげた私は、去年の11月に第一子を出産し、母になりました。今回の震災で両親の実家にも大きな爪痕を残しましたが、いつか必ず子どもを連れて能登へ遊びに行きます。
引砂の海に続く道を走ったり、ばあちゃんの畑を散策したり。広くて古い家だけど落ち着く家でゴロゴロして、自然の音を聴いて過ごした、私を幸せにしてくれた能登時間を子どもにも体験させてあげたいです。もちろん、大好物の塩ソフトや魚介系の料理だって欠かせません(笑)

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