能登の未来
FUTURE
投稿者
谷一浩平
「帰りたい」と思える。そんな能登へ。
「帰郷」とは何か。それは、自身の原点に立ち返ること。帰るべき故郷とは、自分にとって安寧の場所であり、自分自身が形成された場所である。
私にとっては、祭りが原点である。能登と生きる人びとの生活が息づく文化であり、能登を表す象徴である。
能登に関わる人にとっての原点は、祭りに限らない。能登には受け継がれてきた文化・風土・いとなみが存在する。
能登に関わる全ての人びとが、自身の原点となるような居場所を能登で見つけ、帰りたくなる。能登に生まれたかどうか。能登に住んでいるかどうか。その境界線すら超え、能登に関わる意味を見出し、能登と共に生きる人びとが増え続ける地域に。
そのためには、伝統と革新の融合が必要になる。何を守り、何を変えていくか。さまざまな立場から対話を繰り返すことで、能登がどんどん面白くなっていく。いつしか、能登に関心がなかった人たちも関わるようになり、自分たちの原点を見つける。
「帰りたい」と思える。そんな能登へ。