私は、100年後の能登町が食、自然、独自の文化が際立ち、誰もが生涯住み続けたい場所になることを願っています。
　今後、AIなどの科学技術の進歩により、教育、医療福祉、交通といった現在の能登町の課題が解決されると考えています。教育では、AIが各生徒の学習スタイルやペースに合わせた個別指導を提供すると思います。医療福祉分野では、AIによる高度な診断や遠隔手術が可能となり、地方でも高品質な医療サービスが提供され、労働力不足が解消されると思います。また、自動運転や空飛ぶクルマなどの導入により、時間と労力が削減され、能登へのアクセスが容易になると思います。これにより、都市部と変わらない生活が能登でも可能になります。
　しかし、能登町にはテーマパークやショッピングモールなどの娯楽施設が不足しており、若者にとって魅力的な遊び場が少ないのは変わりません。それでも、100年後には、人々の娯楽がオンラインで満たされる時代が来ると予想しています。100年前の子供たちの遊びがめんこやお手玉、凧揚げだったのに対し、現在はYouTubeやTikTok、オンラインゲームが主流です。この流れを考えると、将来は新しい形のオンライン娯楽が登場し、オフラインの娯楽施設は必要なくなるでしょう。
　この予測が現実となれば、能登は最強の町になると確信しています。その理由は、物価や地価の安さ、美味しい食べ物、豊かな自然、美しい景観、そして祭りなどの伝統文化があり、どんなに科学技術が進んでも他では体験できないことが能登でできるからです。このように、100年後の能登が、誰もが不便なく住み続けたいと思える地域になることを願っているし、そうなると心から思っています。