志賀町は海や山に囲まれた自然豊かな地域であり、それをいかした観光スポットも多くあります。地域には沢山の心優しい人たちが住んでおり、皆、志賀町のことを誇りに思いながら自然と共生していました。
しかし、2024年1月1日に発生した地震の影響で、志賀町は大きな被害を受けました。仲間だと思っていた海は荒れ狂い津波となり、多くの家を呑み込みました。いつも優しく包み込んでくれていた山は土砂となり、住民の生活を脅かしました。観光スポットも崩壊し、復旧の目処が立たない所もあります。
私は能登の住民ではありませんが、時に自然が我々の敵となることは、100年先の未来でも変わらないことであると思いますし、全人類に共通していると思います。だから、能登の未来のために、私はこの教訓を伝え続けていくと共に、それでもなお輝き続ける能登の自然を、我々の力で人工的に破壊することなく守り続けていきたいと思います。
よく能登といえば農業を思い浮かべる人が多いと思いますが、能登の農業は自然との共生によって支えてられているものであると思います。未来の技術によって機械による大量生産、人工栽培が進んだとしても、私の願望ではありますが、能登は土地の良さを生かし続けて、季節にあった作物を作り続けて欲しいと願っています。