能登の未来
FUTURE
投稿者
因幡樹厘
「笑顔と美しい自然・文化で溢れる場所」 これが私の思い描く理想の100年後の能登の姿である。 私が高校1年生の時、宿泊学習で能登を訪れた。私にとって初めての能登で、どんな場所なのだろうとドキドキ、ワクワクしながら現地に向かったのを今でも覚えている。能登に着いたとき、まず美しい自然に魅了された。目の前に広がるブルーの海。小鳥のさえずりが響き渡る森。海の青と草の緑がマッチした千枚田。ここでは書ききれない程たくさんの美しい自然があった。
次に、能登の文化に魅了された。展示されていた切子灯篭の迫力と灯篭一つ一つの細かなこだわりや違いに圧倒された。そして、能登の皆さんの笑顔に魅了された。道の駅のおばちゃんの気さくな笑顔。お疲れのはずなのに話しかけてきてくださったバスの運転手さんの笑顔。2日間お世話になった旅館の従業員の皆さんの笑顔。素敵な笑顔のおかげで、緊張が一気にほぐれ、宿泊学習が倍楽しくなった。
美しい自然、文化、そして笑顔。私はこの3つ全てが何一つ欠けることなく結びついているから、そして何より能登の皆さんが能登を愛しているから、「能登」という場所があると思う。 あの日私を迎え入れてくれた能登。その能登のために、お金を寄付するだけでなく、もっと直接的に関わりたい。あの柔らかな素敵な笑顔を取り戻したい。笑顔と美しい自然・文化で溢れる能登にしたい。その思いを忘れずにこれから行動し、今後もし続けたい。